風水・人相

風水とは、古代中国を起源とする環境学のひとつになります。
今でも中国の人々は、｢気｣の存在を信じ、気の流れを重視した生活を送っています。
気のエネルギーの働きが、人間の健康や運命に密接に関係するという東洋思想がベースとなり、気のエネルギーを読み取り、土地・家・墓の相を占うのは必然的なことと、風水もその考えを源流としているのです。
人は、水から生まれ、水に育てられ、水によって健康や運命までも決定されると考えられていました。
また、天の怒りは風となり、人間の吉凶禍福も左右するものと考えられていました。
そのため、水が豊富で風のない場所に気のエネルギーが集まり人々の繁栄が得られると考えられ、こういった中国的な自然観から、風水へと発展していったのです。
王朝時代、皇帝たちは都の繁栄を願い、良い水があって風を避けられる場所を選定し都市が築かれたそうです。
風水は仏教伝来と共に日本に伝わりました。
日本人も中国思想の風水をベースに、日本の国土にあった風水が研究・改良されてきました。
徳川幕府が長く繁栄したのも、風水を基に江戸の町が作られたからだという説もあるくらい、日本でも昔から風水を尊いものとする考えがあったことは事実です。

風水では方位と色

風水では方位と色がよく取り沙汰されますよね。
それはなぜか。
地球上の全てのものは太陽からパワーをもらって力を発揮すると風水では考えられています。
色は太陽の光によって表れるパワーの象徴です。
色を生活に上手に取り入れることによって、良い運気の流れを取り込むという習慣が風水にはあるのです。
色には良い相性の方位があります。
その方位に使うことで色の持つパワーが充分発揮されるというわけです。

〈北〉・・貯蓄運、家庭運、子宝運、人間関係や親子関係をより円滑にする。⇒ピンク・ワインレッド・オレンジ。
〈東北〉・・財運、不動産運、子宝運向上。⇒白・黄・青。
〈東〉・・情報を運ぶ・営業力向上・決断力・仕事運向上。⇒赤・青・白・ピンク。
〈東南〉・・女性の人間関係に影響を与える。良縁に恵まれる。⇒ピンク・黄・赤・白・青。
〈南〉・・才能・芸術的なセンスを向上。⇒緑・白・オレンジ。
〈南西〉・・母性的な面で女性の心と体に。家族円満を導く。⇒白・茶・緑・オレンジ。
〈西〉・・金運を招く。⇒黄・ゴールド・白。
〈北西〉男性の運気の源。出世運、勝負運（くじ運）を高める。上司との関係を良くする。⇒緑・白・茶・オレンジ。
〈中央〉・・家全体のパワーが集中する場所。アイディア・インスピレーションの向上。⇒紫・黄・白・緑。

人相占い

人相占いとは、顔だけを見て判断する占術だと大半の方が思っているのでしょうね。実は、そうでもないのです。
人相占いとは、顔・骨格・体型など体のつくり全てを見て、性格や運勢を読み取っていく占術なのです。
しかし、現在では人相というとほとんどの場合、顔相の事を意味しています。人相占いの仕方は、以下のように顔を大きく３つの部分に分け運勢を読み解きます。

【上停】・・額から上の部分。２５歳くらいまでを表します。運、先祖、育ち、信仰心などが分かります。
【中停】・・眉毛から下で鼻から上の部分 。２５歳から４５歳くらいまでを表します。身体、権威、意思の強さ、決断力、実行力などが分かります。
【下停】・・鼻から下の部分 。老年時代を表します。土地、住居、家族のことが分かります。

また、｢目は口ほどにものを言う｣って言葉をよく耳にしますよね。人はその人の目を見て、さまざまな判断をしますよね。ここでは、簡単に目から占う性格・運勢を簡単にご説明しましょう。
【大きい目】・・直観力に優れ、頭脳明晰な人が多く情熱家である。その反面、熱しやすく冷めやすい傾向があり、何事も広く浅く、軽く流れやすいところが欠点です。その場の勢いで見栄を張り、後で困るということも少なくありません。ですから、軽はずみな言動に注意しましょう。
【小さい目】・・意志が強く辛抱強い性格の持ち主。しかし、保守的な性格でもあり、そのため視野が狭く理屈に走る傾向が目立ちます。また、意思表示が苦手でことが思うように運ばないこと事も。ですから、なるべく柔軟な考え方ができるように努力すれば、次第に良い人間関係が築けるようになります。
【上がり目】・・勝気で負けず嫌いな性格の持ち主。それがゆえ、粘り強く物事に対応できる。
【たれ目】・・おとなしく控えめな人が多い。積極性に乏しい傾向なので何事も計画性を持ち、一つずつ実行する習慣を心がけるようにしましょう。