夢占い
人は、誰でも必ず夢を見ます。
何故夢を見るのか解明されなかった遠い昔、古代の人々は、夢は神様のお告げだったり、何かの暗示だったり、さまざまな解釈がされていました。
古代メソポタミアでは、優れた天文学の発達と同時に、夢への解釈研究も盛んに行われていました。
この古代メソポタミア文明のものとされる「アッシリア夢の書」という夢占いの文献が出土されています。
そして、紀元前1150年頃のエジプトでも「僧用聖文字の夢の書」が書かれ、その後も世界中の多くの国で、夢占いの研究と解釈がされていったのです。
夢判断
近年になり、オーストリアの精神医学者であるフロイトは、初めて夢について科学的に研究を行い、著作に「夢判断」を残しています。
また、フロイトの同士ユングも、フロイトと違った解釈をした夢分析を行いました。
現代における夢占いは、生理学・心理学などの観点から、人の深層心理に基づいた夢解釈がされ、カウンセリングなどの分野で取り上げられています。
日本での夢占い
「初夢」は、皆さんご存知ですよね。
日本では、お正月最初に見る夢を「初夢」と呼んでいます。
「一富士、二鷹、三なすび」や、「七福神」「白蛇」など、夢にでてきたら縁起が良いとされ、夢でその年の吉凶を占うという習慣がありました。
夢占いは日本でも古くから行われていたのです。
このように、日本でも行われていた夢占いですが、夢占いでは、夢で見たシンボルとなるものをピックアップし、その意味を調べます。
例えば、夢に竜が出てきたとします。
竜の夢は幸運を意味し、仕事や学業の場でのポジションが上がったり、金運アップを暗示しています。
夢は、朝起きてから時間が経つとほとんど忘れてしまうものです。
印象に残っている夢は、あなたの深層心理について何かメッセージを送っているのかもしれません。
ですから、夢占いには、毎日夢を記録しておく必要があります。
まずは少し興味をもって、夢の世界を楽しむことから始めましょう。